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いつも、市川いちご園をご利用いただきありがとうございます。あまりんについて、ご予約が出来ないや購入出来ない等のお問い合わせを多くいただいており、大変ご迷惑をおかけいたしております。
なので、あまりんについて少しでも消費者の方へ知っていただきたく、ここに書かせていただきます。
あまりんと言う品種は2016年に品種登録され、市川いちご園では、その前の試験栽培の頃から携わっており、10年以上栽培をしています。当初は、一般的な品種より割高な為、なかなか消費者の方に手を取ってお買い求めいただけずに販売に苦慮いたしておりました。しかし、食味の良さから少しずつ口コミで広がり、今のあまりんと言う品種の地位をいただいております。
昨今の品評会でも、優秀な成績を収めており、あまりんの潜在能力の高さには生産者としても非常に驚かされております。それと同時に、これだけ消費者の方のご期待が高い品種となっており、あまりんだからではなく、すべての品種に対して想いは同じですが、美味しいイチゴを栽培し、消費者の方々へ喜んでいただきたい。と言う想いは強く想っております。
この、あまりんと言う品種ですが県産品種が衰退していた時代に県産品種を。と言う願いを込めて埼玉県で育種されました。観光向け・又作業の省力化を目指し誕生した品種ですが、省力化と言う点では目標が達成されてたと思っておりますが、その分非常にきめの細かい管理をピンポイントで行う必要があり管理が非常に難しい品種です。
市川いちご園では、ハウスの立地が思わしくなく、特に厳冬期には、昼間でさえハウス内の温度の確保する事が難しく、色々と試行錯誤を重ねていますが、よく、毎年の一年生と言う気持ちを持って管理しようと教わりましたが、今年は幼稚園児に戻ってしまったかなような失敗続きで自分自身が情けなく思う事も多々あります。しかし、来年こそ通信簿オール5を目指して頑張らなければと奮起いたしております。
あまりんの唯一の欠点であり、しかし、その欠点があまりんの食味の良さを最大限に引き出している要因ですが、花が少ない点です。いちごは約月に1度、いちごの花が咲く房が生長してきます。その繰り返しを数ヶ月続けていきます。イチゴの実は最初、花が咲いてその花が咲いた後に実になります。ですので、咲いた花の数=収穫できる実の数となり、一般的な品種の半分程度しか花が咲きません。花が多すぎると、全体的な収穫サイズが小さくなってしまいます。今年の作柄として、市川いちご園では、2番目に咲いた房の花の時に、私の管理の失敗ですが、通常1房生長してくるものが同時に2房、3房と出てしまい、株に対して非常に多くの負担をかけてしまい、いわゆる人間で言う過労気味で3番目の花がうまく咲かずに現在いちごが少なくなっております。
また、気候だけのせいではありませんが非常に不安定な天候の影響もあり、上記のような株が過労気味ですと食味も低下する傾向にあり、昨今のあまりんブームの中、いい加減な物は販売したくない。と言う、私のわがままの様な気持ちもあり、結果的に日々の収穫量や販売数も少なくなっております。ギリギリまで株と繋がった状態で美味しさを溜め込んで収穫しており、正直、収穫時期を見誤ってロスも多いのが現状です。
もちろん、分母の株の数を多く栽培すれば全体的な収穫量もアップしますが、地域でも小さい規模の栽培面積な為、また、投資が必要なため昨今の資材高騰によりなかなかハウス等を新設出来ない状況にあります。
話を主題に戻しますが、いい加減な物を販売したくないと言うのは、私の勝手なわがままかもしれません。
1シーズン収穫していても、決して満足のいくイチゴが収穫出来たと実感できるのはほんの数回です。
埼玉県の課題としても流通量の少なさが大きな課題と捉えている様で、携わる者として真摯に受け止めなくてはならない事と思いますが、だからと言って中途半端なイチゴを販売したくない。と言う想いは捨ててはいけないと思います。
お客さま方へ、お問い合わせいただいてもお断りする事も多く本当に心苦しさしかありませんが、決して、販売を制限しているわけでもなく、本当に大事に丹精込めてイチゴを育ててあげたい気持ちだけを持って日々栽培いたしております。品薄でお客さまにご迷惑をおかけいたしておりますが、謙虚な気持ちを忘れずに、美味しいイチゴをお届けしたい。と言う私のわがままをどうかご理解をいただきますよう、お願い申し上げます。